年式不明　マセラティ　ギブリ

並行輸入車で正確な年式がわかりませんが、リアデフがフェラーリデフなので後期型（９６ｙ、９７ｙ）になると思います。

エンジンの調子が悪くアイドリングもまともにせず、エンジンがかかってもすぐにとまってしまいます。
燃圧を測定しようと圧力計をつなぐと、漏れたガソリンから腐っているようなにおいがしてきました。
まずはガソリンの抜き換えを行いました。
これで不安定ながらエンジンがかかるようになり、燃圧を測定すると２５０ｋＰａ前後と低めで
何度もエンジンを掛けなおしているとだんだん燃圧が下がり１００ｋＰａまで下がってしまいました。

エンジン不調はこれが原因だったようで、燃料ポンプ及びフィルター交換を行います。
燃料タンクを取外し内部を確認するとゴミと錆びが底に溜まっていました。

燃料タンク錆除去剤を水で希釈してタンクの中に入れてしばらく放置しておきます。
満タンまで入れられなかったので一時間おきぐらいにタンクの向きを変えてすべての面に錆除去剤が行き渡るようにします。
最後に水で洗浄して乾燥させればこんな感じに綺麗になりました。



燃料ポンプのストレーナ部分です。
ここにも細かいゴミが付いていたので綺麗に掃除しておきました。
燃料ポンプを固定しているゴムの部品も交換しました。
もともと付いていた部品はガソリンの影響でボロボロに・・・手で触ると粉々になっていきます。

燃料フィルターは純正部品が手に入らず違う車種のものを流用しました。

これで燃圧も上がりエンジンの調子もよくなりましたが、エンジンチェックランプが点灯したりするので
つづく・・・